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喫煙と歯周病の関係

タバコは体に悪い、というのはみなさんご存じかと思います。

実は、口の中への悪い影響もたくさんあることはご存じですか?

 

そもそもタバコがなぜ悪いのか、、、

タバコの煙の中には、約4000種類の化学物質が含まれており、その中の約200種類が有害な物質、約70種類が発がん物質だと言われています。

 

そして、タバコの悪い影響は、自分だけではなく、家族や友人など周りの大切な人の健康も奪ってしまうのです。自分だけの影響だと思っていると実はそうではないんですよ。

ニコチンには強い依存性があるため、なかなか辞めることが出来ないのが現実です。しかし、全身の健康のため、大切なお口のため、もう一度考えるきっかけになって頂ければと思います。

 

今回お話したいのは、体に悪い影響を及ぼすタバコと、お口の中とのつながりについてです。

影響はいくつかあるのですが、今日は「歯周病」との関わりをお伝えします。

 

「歯周病」

よく耳にする言葉だと思います。

自分は関係ないと思っていませんか?

歯周病は成人の約8割が抱えてるといわれています。

初期のものだと、自覚症状がないため、知らぬ間に症状が進むことも少なくありません。

歯周病は細菌の感染症なのですが、この細菌が歯を支えている周りの骨や歯ぐきを破壊し、放置しておくと最悪の場合歯が抜けてしまう、という病気なのです。

 

タバコの影響というと、ヤニがついて歯が汚れたり、口臭が強くなったり、と目に見える悪影響もありますが、実は、直接目には見えない歯ぐきの中でも、少しずつ進行している可能性もあるというのが本当の怖いところです。

 

厄介なのは、タバコのせいで歯ぐきの血流が悪くなり、腫れたり出血しにくく、発見が遅くなりやすいということです。これも、吸ってない方と比べると自覚症状が出にくい分、自分では気づきにくいんです。治療効果も、吸ってない方に比べると40~80%も劣ります。

そして、頑張って治療を受けても、再発しやすく、治りにくいのも特徴です。そうならない為には、今何をしたらいいのか、是非一度考えて頂ければと思います。

 

 

ということで、今回は歯を失う可能性のある原因の1つである、タバコと歯周病の関係についてお話しました。

 

適切な食事を摂って、栄養バランスを整えることによって、健康が作られます。お口はそのための、始まりです。しっかり咬んですりつぶすことによって、体の中での栄養吸収が高まります。満腹感も出て食べ過ぎなかったり、脳を活発化させたり、良い効果はたくさんあります。美味しいものを食べると元気になりますよね。それは、脳内でたくさんのドーパミンが分泌されるからなのです。人は、幸せを感じた時、脳内でドーパミンなどの、伝達物質が分泌されます。美味しいものを食べた時の幸福感・満足感は、それととてもよく似ているんだそうです。

当院は、毎日の食事の時間を美味しく、この先も健康でいたい、という想いのある方の支えになりたいと思っております。

 

 

最後に、歯周病になる原因は他にもいくつかあるのですが、、、その話はまた次回。